反田恭平さんの新たなレーベル「NOVA Record」をイープラスが反田さんと設立に至った経緯をお話しします。
インターネットが普及して約20年近くになりますがその発展に伴い、様々な業態に変革をもたらしてきました。
エンタメ業界も大きな変革期を迎えています。それはスマホの出現により更に加速されているのですが、
端的に言うとアーティストと顧客との距離がどんどん短くなっているということだと思います。
それはアーティストサイドから見れば自ら制作し、 配信し、プロモーションできる時代に入ってきていて、
いわゆる「セルフプロデュース」の時代が到来しようとしています。
我々本業のプレイガイドの立場で言えば、ライブ業界は右肩上がりで伸びていますが、人気のコンテンツを
持っている事務所やアーティストは、電子チケット等の登場により顧客に直接売る傾向が強くなってきています。
これはインターネットの本質の一つであると我々は考えます。
その意味でプレイガイドも変革、対応を迫られています。単にディストリビューターとしてだけ生きるのではなく、興行を自ら企画制作すること。また、セルフプロデュース能力に優れたアーティストのCD制作やディストリビューション、プロモーションのサポートもおこなってまいります。そうしたことをまずクラシック音楽の世界で実践し、その市場に新たな活気を巻き起こせないだろうかと考えました。一時期“360度展開”とよく言われましたが、今後まさに本格化するように思います。
自主興行企画については、すでに、渋谷の LIVING ROOM CAFE で毎週行われている「サンデー・ブランチ・クラシック」で新進気鋭の若手アーティストを発掘。
昨年秋より赤レンガ特設会場で始めた都心で唯一のクラシック野外フェス 通称「スタクラフェス」を企画制作しております。
一方、反田恭平さんですが、彼は優れたピアニストであることにとどまらず、「MLMナショナル管弦楽団」のプロデュースをはじめ、また「スタクラフェス」では合唱曲を作曲、指揮するなど多彩なプロデュース能力を発揮しています。そんな彼の「セルフプロデュース力」を高く評価し「NOVA Record」の共同設立に至りました。
イープラスは反田恭平さんの「NOVA Record」を全力でサポートしてまいります。
株式会社イープラス代表取締役会長 橋本行秀
今現在ドイツで研鑽を積む岡本がCDデビューにあたり、「今、自分が表現したいもの」、長く温めてきて「今こそ表現したい」と思える作品の数々を選曲しました。
ブラームス、ローベルト・シューマン、クララ・シューマンの複雑かつ素敵な関係性、そして、ロマンティシズムに溢れる時代を生きた人間が書いた作品たちの演奏を通じて、その時代の19世紀中ごろのドイツロマン派を感じていただけるようなプログラムです。
そして、岡本と長年の親交のあるピアニスト〈反田恭平〉とは、入念にリハーサルを重ねて相談し、レコーディングに望みました。それぞれ音楽への強いこだわりと想いを持ったソリストである二人から、どのような化学反応が起こるのかお聞き逃しなく!